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ペット葬でも焼香には作法がある

ペット葬では、飼い主やご遺族の皆さんが別れのひと時を過ごせる一室を設けてくれる、そうした葬儀社がありますから、利用してみるのも後悔しないポイントです。もちろん、わんちゃん、ねこちゃんにも親がいたり、兄弟姉妹もいるでしょうが、訃報を知らせるケースはマレでしょう。近隣のお宅でも『最近、わんちゃんを見かけない』というお喋りから『いついつ亡くなった』というように遺族のメッセージが伝えられることのほうが多いはずです。喪に服すために、白黒の幕が張られることもありませんから、周りもペットの死に直面しない限りは知り得ないことになります。だからこそ、家族の一員として後悔しない最期の別れを特別な場所を借りて執り行いましょう。もちろん、焼香も可能です。ペット葬であっても命の重さは人と同じ、抹香を用い、香をつまみ、香炉に静かにくべ、遺影に向かって合掌します。自宅では座礼焼香ですが、小さな祭壇を設けてもらい、遺影に向かって合掌、膝を折り座った状態で祭壇から離れましょう。

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